2016.4.17.『リップヴァンウィンクルの花嫁』

2016.4.17.『リップヴァンウィンクルの花嫁』

2016年4月17日(日)、映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』の舞台挨拶が行われました!

登壇者:
岩井俊二監督

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』舞台挨拶レポート

13:25の回上映後に岩井俊二監督による舞台挨拶がありました!
監督が川崎での思い出をたくさんお話してくださいました。ぜひご覧ください。

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本日は風の強い中お集まりいただき誠にありがとうございます。この映画を作りました、監督の岩井俊二と申します。本日はよろしくお願いいたします。
本当は出演者のみんなも一緒に来たがっていたんですけれども、それぞれ仕事があって一緒に来れないという事で、気持ちは一緒に連れてきているつもりなので…このへんにいると思いますので見てもらえると嬉しいですけど(笑)

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川崎について話をするとですね、僕が社会人になって最初に一人暮らしをしたのが川崎だったんです。日吉の裏のあたり。幸区でしたからね。
ちっちゃなアパートから生活を始めて、猫がやってくるようになって、餌付けをしてしまったらですね、離れなくなってしまって。そのうちに、ある日ですね、窓から入ってきたと思ったら何か咥えているんですね。
あぁ、ネズミかなぁと思っていたら、それをクローゼットの中に入れたと思ったら、また何かを咥えて戻ってきてクローゼットの中に入れたんですよ。計3匹。うわぁと思ってクローゼットを覗いたら、生みたての子猫だったんですね。困りましてね…。
とりあえずある程度大きくなるまで育てたんですけど、周り近所のおばさん達の間で、猫飼ってるやつがいるって噂になって、大分居心地が悪くなった思い出があります(笑)
僕にとっては、鶴見川だったり川崎は非常に思い出深い場所です。

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今回の映画でも川崎の桜本というコリアンタウンのあるところで撮影させて頂いたんですけれども、色んな人達がいて、人間らしい色んな顔を持っている川崎っていうのは僕にとっては本当に魅力的な街で。
僕は大学時代横浜だったんですけれども、横浜も最初はそういう街でなんて面白い街だと思っていたんですけれども、だんだんやっぱり綺麗に綺麗に削ってそういうところがなくなっていったというか。
昔山手で崖に薄い家が建っていたりして、人間のタフさを勉強させてもらったというか。住民運動なんかもあったりして。
僕にとって神奈川というのはひとつの県というより国という印象なんですよね。独立した方が良いんじゃないかってくらい(笑)特徴がありすぎて国だよねもうと思うんですけれどね。
鎌倉も神奈川ですし湘南の方も神奈川ですし、葉山もあるし、ひとつひとつの街があまりにも個性的ですね。

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一旦作家の手を離れた作品というのはそれぞれの元で色んな誤解をされながら、それぞれの中に残るものだと思いますので、この作品もそんな感じで皆様に愛でて頂ければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
もう何回も見た方もいらっしゃるかと思うんですけれども、これからも末永く愛でて頂けたらと思います。
忘れていたんですけどここに仲間もいますので(笑)みんなもそう申しております。

今日はどうもありがとうございました。

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岩井俊二監督、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

リップヴァンウィンクルの花嫁

岩井俊二、12年ぶりの実写長編作